日々の地道な努力とコミュニケーション。
人と人との関わりが価値を生み、結果につながる。

工事監督
2018年入社

尾崎 隼杜HAYATO OZAKI

尾崎 隼杜
工事
職人
顧客満足
コツコツ
信頼

笑顔と人なつっこさが持ち味の尾崎は、仕事に対する時の実直な姿勢とコツコツと積み上げる努力の人。その原点を聞いてみました。

きっかけあせらず頑張る、自分から話す、
それが、お客様の評価につながる。

文系出身で工事課への配属となった尾崎。当時の思いを聞きました。
「基本的には、工事課に配属されるのは建築土木系学部出身者。僕のように文系で配属される例は少なく、最初は不安でした。けれど、研修期間は十分にあるし、先輩に聞いたり本を読んで覚えたりして勉強していこうと受け止めました。実際研修が始まると、初日は建築系の人たちとの差を感じて焦りましたが、日を追うごとに感じる差が小さくなっていく実感もあり、こうやって一生懸命取り組んでいけば大丈夫、と思う自分もいました」。
現場に入った当初こそ、同期との差が気になったと言いますが、一棟目のお引渡しが終わった頃には、すっかり自信が持てるようになってきたそうです。
「現場で『実は文系出身なんです!』と挨拶すると、職人さんたちが手取り足取り教えてくれたりして。息子のようにかわいがってもらいました。基礎を学ぶところから始めて、工事監督として現場を預かるのはプレッシャーでしたけど、仕事の中で先輩や職人さんたちに育ててもらったおかげで、少しは一人前に近づけたかな?と思います」。
専門的な知識を持たずに工事監督としてのキャリアをスタートした尾崎ですが、仕事をする中でやりがいを感じるのはどんなときでしょうか。
「満足度調査アンケートの感想欄で『尾崎さんに担当してもらってよかった』という言葉をいただくのが何よりも嬉しいです。お客様満足度の5段階評価があるのですが、これで高い点数をいただくことも、モチベーションにつながっています」。
尾崎は5点満点中4.64点ととても高い評価を受けています。その高い評価につながる心がけは何なのでしょうか。
「お客様とは、家づくりや工事のことも話しますが、自分の娘のことや趣味のことなど、むしろ雑談のほうが多いんじゃないかと思うぐらい、こちらからお話をします。何気ない話ができる関係性が築ければ、お客様が『ちょっと頼みにくいな』と思っていることでも僕になら遠慮なく言ってもらえると思うし、それがお客様の満足度を高めることにつながっているのかなと。小さなことの積み重ねですね」。
現場を取り仕切る工事監督として建築のプロであることはもちろん、喜んでいただく家づくりができるよう、お客様とのコミュニケーションも欠かせません。日々のやりとり一つひとつを大切にする、尾崎の姿が見えました。

あせらず頑張る、自分から話す、それが、お客様の評価につながる。

原点勉強もテニスもダイエットも!?
長期的視点で努力する大切さ。

「急がば回れ、じゃないですが、じっくりコツコツ積み重ねる方が、結局は早いというのが僕のモットーです」と語る尾崎。その考えは、子供の頃からだそうです。
「テスト勉強も一夜漬けはムダだと思ってました。その日の授業内容は、その日のうちにまとめてしまうので、テスト前に特別な勉強をしたことはないです。部活のテニスでも、一発でポイントが取れるような強い球を打つ練習をするより、基礎練習や壁打ちをずっとやるのが好きでした。傍目から見ると、ひとりで、ゆっくりまったりやってるように見えるかもしれないけれど、実はそれが、最も確実に結果を出せる方法だと、僕は思います」。
一時のひらめきや短期集中的な行動力は、一見すると華やかで、効果も大きそうな印象を受けます。けれど、「確実なのは、地味で地道な努力です」と尾崎。それを強く実感したエピソードとして「ダイエット」の経験を話してくれました。
「大学生になって生活習慣が変わったことで、なんと15kgも太ってしまったんです。もう別人です(笑)。これはマズイ!といろいろ調べてダイエットを開始。リンゴ酢ダイエットに始まって、朝晩のランニング、キャベツの千切り、スポーツジム…もう、あらゆるダイエットを試したと言っても過言ではないですが、何をしても続かなくて。で、ふと思ったのが、短期間で痩せようとするから無理なんだ、と。僕らしく、地道にコツコツ頑張る作戦に変え、夕飯だけ炭水化物を抜き、休みの日に運動をするというシンプルなメニューに変えました。そうして、2年かかりましたが、元の体重に戻りました。今もその習慣は続いていて、リバウンドもありません!」。
地道な努力が実を結ぶことを、思わぬことで改めて実感したと笑いながら話す尾崎ですが、それは仕事においても同じのようです。
「一度聞いただけでパッと理解して、天才的に処理していく凄い人もいますが、僕は自分の記憶力を過信せず、どんなこともメモをとるようにしてます。後から時間をとってメモを見返しながら段取りを組み、スケジュールに落とし込んでいくんです。大きなことを成し遂げようと思ったら、日々の仕事を確実に終わらせていくことが大事だと思うので。特別なことをしているわけではないですが、それが結果的に、お客様に満足いただくことにつながっているんだとしたら、とても嬉しいですね」。

大切にしているもの頼られると心からうれしい、
だからこそコツコツ続けられる。

一口に努力を続ける、地道に頑張ると言っても、続ける目的がなければなかなか難しい。今、工事監督としても成長している尾崎に、目指すものを聞いてみました。
「工事監督として技術面で向上し、多くの現場を手掛けていくことはもちろんですが、僕の所属している和歌山エリアの職人さんたちから、真っ先に名前をあげてもらえる人になりたい。例えば、ある現場で何か問題に直面した時、僕の担当現場でなくても、『尾崎ならできるんじゃないか』、『尾崎に聞けばわかるかも』と、そういう時に名前が出てくる人になれたらいいなと」。
人から頼りにされること、そしてそれに応えることが、自分の中で最も幸せを感じる時なのだと言います。

頼られると心からうれしい、だからこそコツコツ続けられる。

「工事監督は担当する建築現場を回っていくんですが、僕は、道中にある他の現場にもちょくちょく顔を出すようにしてるんです。用はなくても立ち寄って職人さんたちに挨拶をしたり、どうでもいい立ち話をしたりとか。そうすると、『ちょっと困ってるんだけど』と相談されることもあって、できることは対応したりしています」。
実際、同じ営業所の後輩から「職人の◯◯さんが尾崎さんに世話になった、と話してましたよ」と聞くことも増えてきたそう。
「嬉しいですね。『何かあったら尾崎に!』と言ってもらえる人になりたいと思いながら日々頑張ってますから。こうして僕が何か役に立ったことが、回り回って後輩たちを助けることにつながったり、それが連鎖して、また別の現場で声がかかったり、そういう環境の中で仕事ができたら最高ですね」。
地道な行動を続けていることと、「みんなから頼りにされたい」という真っ直ぐな思い。現在、4.64の尾崎のお客様満足度アンケートの評価点が、限りなく5.00に近づいた時には、彼の知らない場所でますます頼りにされ、その信頼の連鎖が後輩たちに受け継がれていくのでしょう。

About me...

キッチン周りの棚などは、ほとんど僕のDIYです。現場で仲良くなった大工さんなどに、材料や道具など、いろいろ聞いてつくっています!職業的特権でしょうか(笑)

趣味が高じてというか、仕事の延長というか、フローリングの張替ぐらいは自分でできてしまいます。最近気づいたんですけど、基本的にこうして物をつくっていく、出来上がっていく過程が大好きなんでしょうね。

いろいろなダイエットを試しましたけど、一人でやるものは性に合わず…でした。家の中はスポーツジムみたいな感じになっていますけど(苦笑)

ひとこと

工事の仕事をしてみて感じるのですが、いろんな立場の人からお聞きするお話というのは、本当に面白いものです。人によって、こんなに捉え方、感じ方が変わるのだな、と思います。みなさんにはぜひ、就活の時から「視野を広く」を心掛けてほしいと思います。様々な立場から考え、いろいろなことに興味を持ってほしいなと。思いもよらないことから輪が広がり、きっといつか自分に返ってきますよ。

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