お客様と向き合いながら
経験を重ね、自信を重ねる。
お客様の理想の住まいを描く設計士。「目の前のお客様に満足してもらえる家を設計したい」そう語る1年目社員が、先輩設計2人と、一条工務店の設計士になるまでの道のりや、これからの目標について語ります。
お客様の理想の住まいを描く設計士。「目の前のお客様に満足してもらえる家を設計したい」そう語る1年目社員が、先輩設計2人と、一条工務店の設計士になるまでの道のりや、これからの目標について語ります。
入社1年目
水上 愛海
AMI MIZUKAMI
まだまだ初めてのことばかりな 1 年目。先輩方にしつこいぐらい聞いて日々知識を習得しています。慣れない一人暮らしですが、周りの同期と切磋琢磨しながら楽しく仕事をしています!
2年目の先輩
渡辺 幸多
KOTA WATANABE
2 年目になり、入社前は不安だった打ち合わせも、お客様の立場に立って物事を考えることでうまくコミュニケーションを取れるようになってきました。アンケートに記入いただくお客様からのお言葉がモチベーションになっています!
3年目の先輩
長谷川 尚史
TAKAFUMI HASEGAWA
3 年目になり設計の幅も広がりました。お客様がイメージしやすいように打ち合わせ中に手書きで図面を描いて提案することもあります。経験を積むことで自信を持って提案できるようになってきました。
テーマ 設計士として働くために
今日は設計職の座談会ということで、若手3人で集まりました。よろしくお願いします!水上さんとは、実は初めましてだけど(笑)
長谷川
そうなんですか?
渡辺
そうなんです!緊張します(笑)
水上
じゃあ、最初は一条工務店に入社した理由から聞いていこうかな。僕は家族の暮らしに携わりたくて、家の設計がしたいという思いがあったんだ。それで合同企業説明会で聞いた「お客様よりお客様の家づくりに熱心であろう。」という一条の企業理念にすごく共感して。ほかにも、説明会に来ていた社員の方の熱量も印象に残ったんだよね。2人はどうだった?
長谷川
僕も長谷川さんの理由と似ていて、大きなビルとか公共の建物じゃなく、使う人の顔が見えてお客様と直接関わり合える住宅を設計したかったんです。それで一条の建築土木系学生対象のインターンに参加したら、社員の方が自信に満ち溢れていて、誇りをもって仕事をしているなと感じて。僕もこんなふうに自信を持って働きたいと思って入社を決めました。水上さんは?
渡辺
実はすごく小さい頃までさかのぼるんですけど。
水上
うん、うん。
長谷川
保育園で友達と「先生の家を建てる!」って話をしてたんです。その時は設計士という仕事を知らなくて、大工になろうと思っていたんですが、高校生になって設計士という仕事を知って。それで「あぁ、私がなりたいのは設計士だな」って。家を設計したいという夢はずっと変わっていないんです。
水上
へ~!水上さんみたいに小さい頃から決まっている人は珍しいよね。
渡辺
面接の時も驚かれました(笑)一条に惹かれた理由は、SNSで家の写真をよく見ていたんですけど、「いいね」する写真がほとんど一条の家で。それで、一条のことを調べてインターンに参加して選考に進んだ感じです。
水上
入社前後の不安は何かあった?僕はまず二級建築士*の資格を取れるか不安だったよ。
長谷川
*二級建築士
設計士としての業務に必須となる資格。都道府県知事から認可を受け、戸建住宅程度の規模の建物を設計することができます。
資格を取らなきゃいけないのは知っていたんですが、入社前はあまり勉強できていなくて…。入社後に同期が勉強を進めているのを見て、「やばい!」と思って慌てて勉強を始めました(笑)
水上
試験勉強はどうしてた?
長谷川
私が入社した年は浜松本社で研修を受けてそのまま浜松の設計センター*に配属だったんですが、研修や業務が終わってから空いている会議室などで同期と勉強してました。
水上
*設計センター
一条ではオンライン打ち合わせを積極的に取り入れています。様々な物件の情報を共有できるように設計センターにオンライン打ち合わせを行う設計士を複数配属し、効率化を図っています。
同期の存在って大きいよね。
渡辺
そうですね。学科試験の時は、みんなで会場近くのホテルに前泊して最後の追い込みをしてました。学科試験に合格したら次の「製図の試験」に向けて終業後に会社の会議室を借りてみんなで製図のタイムアタックとかして。一条が提携している資格学校に通っていましたが、クラスメイトの半分以上は同期でしたね。だから資格学校にも友達に会いに行ってる感覚で(笑)やっぱり同期の存在がモチベーションになっていた部分は大きいです。
水上
僕の頃は今のように本社に集まるんじゃなくて営業所に配属されたから、同期みんなで切磋琢磨できる環境が羨ましいよ。先輩に勉強を教えてもらったりもしたの?
長谷川
教えてもらうこともありましたが、何よりすごく応援してくれてるな、と感じました。試験日が近くなったら「早く帰りな」って言ってくれましたし、試験直前に「合格祈願!」ってチョコレートをいっぱいくれて(笑)すごく嬉しかったです!
水上
僕も入社後は営業所配属だったから、水上さんみたいにまわりに同期はたくさんいなかったけど先輩はよく気遣ってくれたね。「仕事終わったら展示場で勉強してていいよ」って言ってくれたり。展示場は机が大きくて製図の勉強がやりやすいし、先輩が残っていればわからないところをすぐ聞けるし、すごく勉強しやすいんだよ。
渡辺
設計の先輩はみんな資格取得の壁を乗り越えてるから、勉強の大変さを分かってくれるよね。
長谷川
先輩たちも含めて会社全体で後押ししてくれているのを感じます!
水上
その分、プレッシャーもあるけど(笑)一級建築士も経験年数関係なく受験できるようになったけど、水上さんはすぐ受けるの?
長谷川
はい、来年受けます。ただ、二級と比べ物にならないくらい難しくて(笑)
水上
本当に難しくなるよね。2年目以降になってくると、主担当の物件も増えてくるから勉強時間の確保も大変だし。
長谷川
そうですね。ただ、出社日に模試をやってくれたり、担当物件の調整をしてくれたり、会社が資格の取得をサポートしてくれるので、あとは自分次第ですね。
渡辺
会社がサポートしてくれるのは本当にありがたいよね。自分も仕事を効率的に進めて、勉強時間を確保できるようにしていたかな。
長谷川
私はまだ1年目なので、時間がとりやすい状況ではありますね。最近は少しだけ残業が必要な時もあるので、先輩のように時間をつくって勉強して、資格を取得している設計士としてお客様に安心して任せてもらえるようになりたいです!
水上
テーマ 一条の設計士としての成長
一条の場合、ご契約後のプラン打ち合わせは設計が主役になるけど、お客様と接する面で不安はなかった?僕は話すのが得意じゃないからすごく不安だったよ。
長谷川
それは僕も思っていました!最初に配属された営業所の設計の先輩はベテランの方ばかりだったので、お客様のどんな質問にもパッと答えていくんですよ。すごいと思うと同時に、自分にできるのかどんどん不安になっていきました(笑)
渡辺
そうそう。先輩の打ち合わせに同席して学ぶのが一番の勉強だと思うけど、同席するたびに「先輩みたいにできるようになるのか?」って不安も感じてた。
長谷川
ちょうど1年前ぐらいに長谷川さんの打ち合わせに同席させてもらった時もそう思いましたよ。設計センターに異動して初めての打ち合わせだったので、よく覚えています。
渡辺
そうだったんだ。
長谷川
はい。1年しか変わらないのに、僕と全然違う!と思いました。そこからいろんな先輩の打ち合わせに同席して、吸収できるものはなんでも吸収しようと質問をたくさんしました。
渡辺
打ち合わせに同席して先輩が話す言葉や対応の仕方を覚えて、ロープレ*で自分も実践して不安を1つ1つ解消していくしかないよね。
長谷川
*ロープレ
ロールプレイングの略。一条工務店ではさまざまなお客様を想定して、社員同士で日々練習を行い、接客スキルの向上に努めています。
水上さんは?
渡辺
私は実は不安というものがあまりなくて(笑)もともとお客様とたくさんお話をして設計を考えていきたいと思っていたので、一条の設計は自分が望む働き方だったんです。だから不安より楽しみの方が大きかったです!
水上
へー、そうなんだ!
長谷川
最初はどんな形で物件に関わっていたの?
渡辺
最初は仮担当としてスタートしました。主担当や副担当のように、お客様との打ち合わせには参加しないんですけど、敷地調査依頼などの事務作業を通して家を設計する流れを学びました。
水上
仮担当って今年からできたポジションだっけ?
長谷川
はい。仮担当として業務を経験しながら、打ち合わせのロープレを同期や先輩としていました。一定回数以上練習をすると、上長のテストが受けられるんです。それに合格すると、副担当として打ち合わせを担当できるようになっていて。
水上
テストに受かるのも難しいんじゃない?
長谷川
そうです。テストに落ちたら「また頑張ります!」みたいな(笑)
水上
僕の時は、副担当というポジションもなかったなあ。だから、二級建築士の免許が登録されて届く2月末ごろまでは、勉強やロープレをしたり、事務作業をしたりと比較的ゆっくり進んでいたかな。だから水上さんの話を聞いて驚いたよ。今はかなり早いペースで経験を積んでいると思うよ。
長谷川
設計センターでの勉強機会の多さは僕も実感していますね。オンライン打ち合わせなので先輩の打ち合わせに1日に複数回同席できたり、実際の図面にたくさん触れていろいろ学んでいます。そこで身につけたお客様との接し方や設計の知識は、自分が提案する際にも活かしていきたいですね。
渡辺
それは私も感じています!多くの設計社員が在籍しているので、吸収できるものが多いなと思いますね。
水上
水上さんは、もう初めての打ち合わせは経験した?
長谷川
はい、10月に。主担当の先輩に同席してもらって打ち合わせをしました。
水上
めちゃくちゃ早いよね!
長谷川
僕もそう思いました!最初から設計センターに配属されて、仮担当から学べるようになったから、今年からは1年目の成長スピードが早そう。その頃(1年目の10月頃)の僕は設計センターに異動してきて、何も分からない状態だったよ(笑)ところで、初めての打ち合わせはどうだった?
渡辺
楽しかったです!家づくりにこだわりを強く持っていらっしゃるお客様で、すごく会話が弾んだんですよ。
水上
初めてで楽しいと思えるなんてすごいな(笑)「難しいことを質問されたらどうしよう?」っていう不安はなかった?
長谷川
ありましたし、実際に質問されて焦りました。電気図面*の打ち合わせだったので、専門的な内容が多くて調べてからじゃないとお答えできないこともありました。
水上
*電気図面
コンセントや照明計画などのご提案図面。一条では設計担当がトータルコーディネートできるよう、間取りのご提案から照明計画、設備仕様、壁紙まですべて一貫して担当することになっています。
電気関係は今でも難しく感じるよ(笑)
長谷川
オンラインでの打ち合わせだったんですけど、主担当の先輩が隣でフォローしてくれたので安心して臨めました。長谷川さんや渡辺さんは、主担当になってからも分からないことを聞かれたり、答え方に困ったことはないですか?
水上
うん、あったよ。
渡辺
そういう時はどうされているんですか?
水上
自分でマニュアルやカタログを確認したり、先輩にも相談して、お客様への伝え方を教えてもらいながら対応している感じかな。なるべく自分で調べるくせはつけているけど、お客様をお待たせしてしまいそうな時は先輩に質問しているね。 先輩たちは相談すればすぐ答えてくれて、いつも助けてもらっているよ。
渡辺
お客様に早く正確に伝えることが大切だよね。万が一間違ったことを伝えてしまった時も、すぐに訂正してお伝えしているよ。たとえば、手書きで提案した設計が構造計算をしてみたら実は難しい、実現できないと分かった時は、図面を描き直してお客様に送って改めてご説明するとか。
長谷川
そうなんですね。まだ経験不足で分からないことも多いですが、焦らずしっかりと対応できるようにしたいです。
水上
テーマ 設計のプロとしての目標
長谷川さんは今年の5月から営業所に配属になったんですよね?やっぱり設計センターで担当する住宅の設計とは違いますか?
渡辺
設計センターではi-smile や i-smile+*などの規格型住宅がメインだけど、営業所に所属すると基本的に自由設計の住宅を担当することになるんだよね。間取りだけじゃなくて、設備や壁紙なども多くの選択肢から提案できるようになるから、設計の幅が広がるよ。
長谷川
*i-smile/
i-smile+
i-smile は
5,000以上のプランから選べるセミオーダー住宅。月々のローンや打ち合わせの負担を抑えながら、高性能な住まいを実現できるプランです。i-smile+は、セミオーダーながらも間取りの変更が可能な半規格型住宅です。
自由設計の住宅だと決めなければいけないことが多いですし、お客様とのやりとりも増えますよね?
水上
うん。打ち合わせ回数そのものも増えるし、1回の打ち合わせの内容も濃くなるよ。たとえば、理想の暮らし方や現在の生活動線なども細かくヒアリングするし。間取りによって変わってしまう耐震性をはじめとした性能も確保する必要があるよね。だから、ご要望と性能を両立した設計にするために、お客様と「あーでもない」「こーでもない」って話しながら打ち合わせしているよ。
長谷川
お客様とたくさん相談しながら設計ができるのは、すごくいいですよね。入社前は不安だった打ち合わせも今ではすごく楽しみになっていて、早く自由設計の物件を設計してみたいです。
渡辺
それは今後できるようになるよ。営業所に配属されれば、お客様のお引き渡しにも立ち会ったりできるから。
長谷川
楽しみです!
渡辺
でも、設計の幅が広がる分、まだまだ自分の経験が足りないなと感じることも多くて。今よりもっと、お客様に喜んでもらえる提案をしたいというのが、一番の目標かな。知識をつけ続けて、提案できることを増やしていきたいなと思っているよ。
長谷川
経験不足を感じた時などは、どうされているんですか?
水上
もちろん困った時には先輩が助けてくれるよ。でも、ベテランの先輩たちもずっと勉強し続けているんだよね。たとえば、メーカーの設備や最新のデザインを見に行ってトレンドを取り入れたり。先輩たちのそういう姿を見ていると、自分も学び続けていこうと感じるね。
長谷川
僕は2年目なので、先輩方に比べて経験の少なさはやっぱり感じますね。もっと積極的に経験を積んで、知識を増やして、提案力も磨いていきたいと日々感じています。
渡辺
やっぱり経験に勝るものはないからね。
長谷川
本当にそう思います。まだまだ未熟ですけど、この前「渡辺さんが設計担当でよかった」って、お客様がアンケートに書いてくださったことがあったんです。
渡辺
それは嬉しいですね!いいなぁ。
水上
めちゃくちゃ嬉しかったよ。お客様は、営業担当とは信頼関係を築いた上で契約されているけど、設計担当を選ぶことはできない。だからこそ、全てのお客様にそう言っていただけるようになることが目標。難しいことだとは思うけど、頑張りたいね。
渡辺
私はまだ副担当としての業務が始まったばかりなので 5 年、10 年先の未来は正直まだ想像できてなくて。でも、設計センターには年の近い先輩が大勢いらっしゃるので、1 年後、2 年後...こういう経験の積み方をしていくんだなっていうイメージはあります。
水上
設計センターだと 1 年目で事務的な手続きや建築法規の検討をする機会が多くて、基礎がしっかり学べるからいいよね。年の近い先輩が多いと気軽に質問しやすいだろうし、良い環境だと思うよ。お客様への提案の面ではどう?
長谷川
今はセミオーダーの規格型住宅を担当しているのですが、元々は実際に建築された図面を元に作られているので、本当に多くの人にとって最適な間取りや仕様が集約されているなと感じますね。だから、そこから知識やアイデアをたくさん吸収して、将来的にはお客様一人ひとりの想いを汲み取って、理想を叶えられる家を提案していきたいです。
水上
2年目の自分もそうだけど、まだまだこれからだから、楽しみな気持ちも大きいよね。仕事に誇りを持って、将来、子どもに自慢できる家を設計したいと思っているよ。
渡辺
水上さんは、プライベートはどう?僕は住まいを提案する仕事だからこそ、家族との時間も大切にしたいと思ってて。なるべく残業せず早めに家に帰るようにしているし、お子さんがいる先輩は土日のどちらかを休むようにしているのを見ると、仕事も家族も大切にできる環境だと実感するね。
長谷川
入社と同時に一人暮らしを始めて、まだ一人に慣れていないので、今はみんなと仕事している方が楽しいなという感じですね(笑)
水上
なるほど(笑)
長谷川
設計センターって、チームリーダーをされている女性がとても多いんです。リモート勤務をされている方もいて。なので、将来結婚や出産などを経て、自分のライフステージが変わっても、柔軟な働き方ができるんだなって安心しています。
水上
そうだね。仕事とプライベートが両立できる安心感があると、仕事のモチベーションにもつながるよね。どちらも大切にしながら、頑張っていきたいね!
長谷川
はい!長谷川さん、渡辺さん、今日はありがとうございました!
水上
入社1年目
水上 愛海
AMI MIZUKAMI
入社1年目の10月に、初めての打ち合わせを経験。
9月末に打ち合わせのロープレテストに合格し、10月から副担当として3件の設計に関わることになりました。初めての打ち合わせは、コンセント位置などの電気図面についてでしたね。家づくりにこだわりを持ったお客様だったので会話が弾み、とても楽しく打ち合わせできたことを覚えています。初めてで難しい点もありましたが、主担当の先輩がフォローしてくれたおかげで、安心して臨むことができました。
2年目の先輩
渡辺 幸多
KOTA WATANABE
入社2年目の5月に、初めて間取りを提案。
i-smile+は、これまで担当してきた既存の間取りの中から選んでもらう形とは異なり、間取りの提案も必要となるタイプです。初回の打ち合わせではお客様の要望をていねいにお聞きし、提案内容を準備していきました。ご提案をする打ち合わせはとても緊張しましたが、お客様に「この間取りいいですね、これでお願いします」と言ってもらえた時はとても嬉しく、こうやって図面が決まっていくんだと胸が高鳴りましたね。
3年目の先輩
長谷川 尚史
TAKAFUMI HASEGAWA
入社3年目の5月に、設計を担当した物件が初竣工。
入社2年目の10月に初めて設計を担当した物件が、3年目の5月に竣工を迎えました。初めての間取りを提案した設計は、先輩にアドバイスをもらいながら試行錯誤してやり遂げたので、遠隔地で実際見には行けなかったのですが、竣工後に写真を見たときは嬉しかったですね。CGや図面上でしか見ていなかった住宅が実際に建っているのを見て、自分がこの家を設計したんだという実感がわいてきました。